事例の解説

窓口を作りました、の先を読む。

事例を並べる場所ではありません。事例そのものは、厚生労働省や東京都のサイトに、もっとたくさん載っています。

他社の取り組みを読むとき、私が見ているのは3つです。

  • 形だけ始めたのか、中身があるのか
  • 実際に、社員がどれだけ使っているのか
  • そもそも、そういう話ができる文化や風土があるのか

「窓口を作りました」「研修をやりました」——その先です。ここに書くのは、その部分だけです。

制度があるかどうかでは、何も分かりません

大企業の事例をそのまま読むと、たいてい「うちには無理」で終わります。専任の担当者がいて、予算があって、 外部の専門家と契約している——300人の会社から見れば、別の世界の話に見えます。

ただ、効いているのは予算の部分ではないことが多いです。 月2回の相談会に3倍の人が来たのは、需要が増えたからではなく「もう社内にいた人が見つかった」からだとすれば、 300人の会社でもできます。

そしてもう一つ。どんなに立派な窓口を作っても、社員が使わなければ何も起きません。 社員が介護につながるまでの時間は、1日も縮まりません。 だからここでは、その取り組みが実際に使われたのかどうかを見ます。